今日、中高生の時、学校帰りによく行っていた甘味屋さんに久しぶりに行ってみました。
かれこれ何年ぶりだろうか。
中学生の私は、
「蜜白玉」というメニューをいつも注文していたので、やはり今回もそれにするのが筋でしょうって事で、それを頼みました。
私は相変わらず、それを美味しいと思うのか?
それとも、数多くの美味しいもの達と出会って来てしまってきた、私は、「ふっ。所詮、昔は昔。」と未熟な舌に対し上から目線かますのか?
4〜5分ぐらい私を待たせた「密白玉」は昔と変わらぬ素朴な、いで立ちでやって来ました。
私は「ひさしぶり」の挨拶も交わす事なく素っ気ない態度で、ひとサジ。
「うまぁぃ。」
「うまぃー!!!」
次、次元が違う。。
再び、こうしてお前と出会うまでに、うまいと思ったヤツらとは、次元が違いすぎる。。
うま過ぎるではないか。
呆然とする私に「密白玉」は、こう語りかけて来た「お嬢さん。あっしはただの密白玉。ふっと思い出した時に食べてくれりゃ。それで密白玉、名利につきるってもんでさあ。」
」
「ぐぐっ。ごめんよーっっっ!忘れていたわけじゃないんだぁぁ!!」と泣き崩れる私を
昔と変わらず元気な、お店のおばちゃんが、背中をナデナデしてくれ、手書きの会計伝票を握らせてくれました。
値段は昔よりちょいアップ。
さだち